センター日本史の出題傾向
センターの日本史は100点満点で設問数は36問、一問当たりの配点は2点から3点です。
問題は6つの大問で構成されており、第1問がテーマ史、第2問が古代、第3問が中世、第4問が近世、第5問が近現代、第6問が戦後史もしくは人物史となっています。
例年はこの形式が続いており、近世までが6割、近現代史が4割という構成です。
平均点としては毎年60点前後となっています。
センター試験というのは平均が60点になる問題構成がされており、その点数に落ち着きやすい難易度です。
問題の中では皆に解けてほしい問題と差をつけるための問題とがあります。
少しでも高得点を取るためにはこのような差をつけたい問題がどれだけ解けるかがポイントです。
日本史は毎年受験者がトップの科目です。
そして傾向が一貫している科目でもあります。
そのため試験対策のための問題集も豊富です。
しっかりと対策をしておけば確実に得点ができる問題が多く、その傾向も長く変わっていません。
そのため対策を上手に進められる人が日本史では高得点が取れるのです。
ここではセンター日本史の勉強方法とそのコツを紹介していきます。
用語の理解
センター日本史の出題内容は教科書内容の知識があれば十分に高得点がねらえます。
問題の中に難しい言葉や知らない言葉が出てきたり選択肢に入ってきたりしても、知っている知識を使えば十分にこたえることが可能です。
そこで、まずは対策として知識を身につけることから始めましょう。
学校の定期試験対策でまずは単語を覚えてその内容まで理解をすること、定期的に復習をしてその内容を忘れないようにすることが重要です。
ただ教科書を見ていても単語がインプットできるものでもないので、問題集を解き知識を使う方法も身につけていきましょう。
とくに史料の読み取りやグラフを使った問題も出題され、日本史の出題形式はかなり多岐にわたるものです。
そこで、試験対策は重要であり、慣れるためにも過去問や予想問題集をしっかりと取り組むようにしましょう。
出題パターン
空欄補充は選択肢が無くても応えられるような基礎的な内容がほとんどです。
選択肢が似ていて混同しやすいことが多いので紛らわしい言葉を重点的に対策しておくと得点力となります。
時代整序の問題は正確な年号を把握しておく必要はありません。
10年ごと、100年ごとの流れを理解しておき、その流れと因果関係を抑えておくのが有効です。
この勉強は論述対策にも役立つのでしっかりと進めておきましょう。
点差がつきやすい歴史地理の問題は苦手意識を持っている人も多いです。
有名な建築物がある場所、大きな遺跡がある場所、歴史的に重要な場所を中心に理解しておくこと、教科書に地図が出ている場所は特に重点的にチェックしておくようにしましょう。