センター国語は高得点を狙うべき科目
センター国語を解いていて、 文章の内容は理解できたのに間違えがあるということは多いものです。
試験内容としては知識問題よりも読解問題の量が多く、読解問題の正答率が点数に大きく影響をしてきます。
読解問題で正解するためには、文章読解の力が必要と思われますが、それだけでは足りません。
知識や論理的思考も持ち合わせていないと正しい答えは選べないようになっています。
国語は200点満点と特典も大きいのでできるだけ高得点を取っておきたい科目です。
そして、苦手を得意にするための対策もしっかりとあり、今からたくさんの本を読まなくても十分に得点力を付けることができます。
そこで、ここでは国語の得点を上げるためにできる対策を紹介していきます。
対策には順番を
センター国語の中でもっとも対策がしやすいのは古文です。
苦手意識を持っている人も多いですが、出題内容はある程度傾向ができており、その対策がしやすくなっています。
単語も300語ほどですし、用言や助動詞、助詞といった文法、敬語といったものをマスターすれば十分古文内容で8割は取れます。
そこで、対策としてはまずは古文の単語、文法、敬語表現をマスターすることから始めましょう。
単語帳や文法問題集を購入すれば一通りの内容は暗記ができるので、あとは過去問で反復練習をすればしっかりと定着が図れます。
次に漢文です。
漢文も文法が70程度、単語が100語とあまり覚えることがありません。
これらを覚えるだけで8割から9割の得点が期待できます。
漢文では最後の内容理解が配転の高い問題となっており、ここは満点が取れなくなる要因となる箇所ですが、それ以外についてはほぼ、満点が取れるようになります。
暗記事項を覚えたら繰り返し過去問や対策問題集に取り組んで定着させていきましょう。
最後に現代文です。
現代文は表論文と小説が出題されており、対策というと表論文に目が行きがちです。
偏りが出ると点数にばらつきがでてしまい、高得点が期待できません。
そこで、両方できちんと得点が取れるよう、両方について対策をとっていくことが必要です。
意外と見通しがちですが、表論文も小説も共通して論理的思考力が問われる問題となっています。
そこで、逆説や言い換え、要約、対比、因果関係といったものを読み解いていくとどちらも得点が取れるようになっているのです。
センター国語の対策として、学校や塾の授業で気持ちの変化が読み取れる場所、話の転換する場所にチェックを付けるように言われることが多いですが、それは設問で役立つ内容が書かれていることが多いためです。
正確に文章を理解することや、出題者の気持ちになるといった難しいことを考えなくても論理的に文章の構造を読み解いていけば十分得点を摂れるようになります。